北海道百名山を集めました。〈か行15山〉
北海道百名山は山と溪谷社が2003年「新版 北海道百名山」で選定されている北海道の名山です。また北海道新聞社による「北海道の百名山」もあり、「新版 北海道百名山」と82座が重複しています。
五十音別に掲載。
北海道での登山の注意事項(北海道森林管理局HP抜粋)
1.夏でも北海道の山は寒い
北海道は、春の訪れが遅く、秋の訪れが早い。大雪山系では、9月中旬には初冠雪の便りを聞くこともあり、道内の2,000メートルの山々は、本州の3,000メートル級以上の山の気象条件に匹敵します。防寒対策は十分すぎるくらいに用意してください。
2.北海道の山小屋は無人がほとんど
北海道内のほとんどの山小屋には、管理人が常駐しておらず、食事や寝具の提供もありませんし、ほとんどがストーブなどもない避難小屋程度の設備しかありませんので「荒天時に避難するため、テントよりはいくらかましで風雨がしのげる程度の小屋」という認識で利用してください。
また、ハイシーズンになると山小屋が満杯になり到着が遅くなると山小屋に入れない可能性もあります。シュラフのほかにテントも持参することも必要です。
3.北海道の山は登山客が少ない
北海道は広く、登山の対象となる山も多いので、人気のある山域以外では、他の登山者とまったく会わないことも珍しくありません。
ケガや事故が起こった場合、他の登山客に救助を求めることが難しい場合がありますので、万が一に備え自力で適切な応急処置や救助要請ができるよう最低限の知識と技術・装備等を持つようお願いします。
4.日帰り登山にも注意
日帰り登山であっても、天候が急変した場合など予定通りに下山できず、避難小屋のない場所で、ビバークしなければならない状況も想定されますので、万が一に備え非常食やツエルト等の緊急用品を携行するようお願いします。
5.その他(ヒグマ対策はしっかりと)
ヒグマが生息している環境は、自然が豊かに存在するという北海道内山岳地帯の魅力の一つですが、反面ヒグマによる被害も心配されます。
一度、残飯等を食べたヒグマは、残飯等に執着し、登山者につきまとうなどの行動をとる恐れがあります。そのため、山中では絶対に残飯等を放置せず、必ず持ち帰るようお願いいたします。
また、ヒグマに出会わないよう熊よけのスズ等を携行する、ヒグマに出会った場合の熊スプレーを持参するなどの十分な自衛策をお願いします。 |
〈か〉 〈き〉 〈く〉 〈こ〉
上ホロカメットク山〈かみほろかめっとくやま〉 |
石狩山地十勝岳連峰に属し、十勝岳の南西隣に位置しており比較的高い標高まで車道が通じている高山であることから登山者に人気がある。
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標高
| 1920m
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カムイエクウチカウシ山〈かむいえくうちかうしやま〉 |
日高郡新ひだか町・河西郡中札内村にまたがり、日高山脈に属する山である。幌尻岳に次ぐ日高山脈第二の高峰で、日高山脈襟裳国定公園内に位置する。
整備された登山道はなく、途中、長い沢を渡渉しなければならない。
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標高
| 1979.5m
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備考
| 日本二百名山、一等三角点百名山
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神居尻山〈かむいしりやま〉 |
石狩郡当別町にある。
道民の森神居尻地区として整備されており、登山道は3つのコースがある。
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標高
| 946.7m
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神威岳〈かむいだけ〉 |
広尾郡大樹町と浦河郡浦河町とにまたがる。日高山脈南部にあり、日高山脈襟裳国定公園に属する。南にあるソエマツ岳・ピリカヌプリと合わせて南日高三山と総称される。
元浦川林道終点の神威山荘からシュオマナイ川の渡渉を繰り返し、710 mの二股にある尾根取付点から急勾配の尾根を直登する。
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標高
| 1600.5m
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備考
| 日本三百名山、二等三角点(点名「神居奴振」) |
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神威岳〈かむいだけ〉 |
札幌市南区にある。
登山道は、南を流れる豊平川に架けられた百松橋から。
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標高
| 983m
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カムイヌプリ〈かむいぬぷり〉通称:摩周岳 |
摩周湖外輪山の最高峰であり、川上郡弟子屈町にある火山である。
摩周第一展望台 → 摩周岳頂上→摩周第一展望台 距離/片道約7.2km登り約2時間30分 下り約2時間/標高差 約311m
※登別にも同名の山がある(750.1m)
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標高
| 857m |
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狩場山〈かりばやま〉 |
久遠郡せたな町、島牧郡島牧村にまたがる第四紀火山で、狩場茂津多道立自然公園に指定されている。狩場山地の主峰で、道南の最高峰でもある。
登山道は、千走新道コース(4.3km)〈一般的なコース〉、真駒内コース(8km)、茂津多コース(14km)、千走旧道コース(6km)〈定期的な整備が行われておらず、荒れているため注意〉 |
標高
| 1519.9m
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備考
| 日本三百名山、一等三角点(点名「狩場岳」) |
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北戸蔦別岳〈きたとったべつだけ〉 |
沙流郡日高町にある。登り約7時間。初めこそ傾斜は緩く踏み後もはっきりしているが、次第に細く急になりコースも荒れてくる。上級者向き。
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標高
| 1912m
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崕山〈きりぎしやま〉 |
芦別市にある。高山植物、特に崕山固有種である絶滅危機種「キリギシソウ」などの盗掘が相次ぎ、植生の回復のために1999年以降は入山は制限されている。
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標高
| 1072m
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黒岳〈くろだけ〉 |
上川郡上川町の大雪山系のひとつ。
層雲峡からロープウェイとリフトを乗り継いで7合目まで上がることができ、大雪山の中で最も楽に登頂できるため初心者にも人気。
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標高
| 1984m
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黒松内岳〈くろまつないだけ〉 |
寿都郡黒松内町にある山で、ブナ林が中腹まで広がる。(ブナ北限地)距離5km、2時間40分コース。
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標高
| 740m
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コイカクシュサツナイ岳〈こいかくしゅさつないだけ〉 |
日高郡新ひだか町と河西郡中札内村にまたがる日高山脈の山。 |
標高
| 1721m |
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小泉岳〈こいずみだけ〉 |
上川郡上川町にある大雪山系のひとつ。大雪山国立公園内。 |
標高
| 2158m |
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黄金山〈こがねやま〉 |
石狩市にある。暑寒別天売焼尻国定公園内。登山口より頂上へはおよそ100分。 |
標高
| 739.1m
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備考
| 国の名勝
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昆布岳〈こんぶだけ〉 |
虻田郡豊浦町と虻田郡ニセコ町とにまたがる鮮新世後期の火山である。 |
標高
| 1045.1m
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備考
| 一等三角点(点名「昆布岳」)
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