北海道百名山

北海道百名山を集めました。〈あ行23山〉

北海道百名山は山と溪谷社が2003年「新版 北海道百名山」で選定されている北海道の名山です。また北海道新聞社による「北海道の百名山」もあり、「新版 北海道百名山」と82座が重複しています。
五十音別に掲載。

〈あ〉 〈い〉 〈う〉 〈え〉 〈お〉

愛別岳〈あいべつだけ〉

上川郡上川町にある。大雪山国立公園内に属し、なだらかな大雪山系の中で険しい山として知られる。
大雪山系の北端に位置し、2,000m以上の山としては国内最北端。

標高
2112.7m

赤岳〈あかだけ〉

大雪山系(大雪山という山は存在しない)のひとつ。
マイカーで1500m、頂上まで約3時間で登れるため、多くの登山者で賑わう。

標高
2078.5m

阿寒岳〈あかんだけ〉※通称:雌阿寒岳

釧路市と足寄郡足寄町に跨っている活火山。登山道はオンネトー湖畔からと雌阿寒温泉、他に阿寒湖畔からなど数本のルートがあるが雌阿寒温泉とオンネトーからのものがよく利用される。両コースの場合、山頂までは3時間程度。北海道の山の中でも登山道の整備もよく、小学生など初心者にも上りやすい山。
活火山のため登山が制限される場合がある。夏場でも悪天候に注意が必要である。

標高
1499m
備考
日本百名山、新日本百名山、花の百名山

芦別岳〈あしべつだけ〉

夕張山地のほぼ中央に位置し、富良野市・芦別市・空知郡南富良野町にまたがる。山頂は、富良野市と南富良野町との境界にある。
夕張山地の最高峰。山頂付近は鋭鋒をなしている。夕張岳と共に富良野芦別道立自然公園の一角をなし、富良野市山部からユーフレ沢に沿って新道、旧道コースの二本の登山道が開かれている。空知川の支流である芦別川の源流となる山である。

標高
1726.5m
備考
日本二百名山 、二等三角点

アポイ岳〈あぽいだけ〉

様似郡様似町かつ日高山脈支稜線西南端に位置する。
特殊な自然体系となっていることから、1952年に高山植物帯が「アポイ岳高山植物群落」として国の特別天然記念物に指定された。1981年には日高山脈襟裳国定公園の特別保護区となった。標高が低いわりに、特殊な岩体のため森林が発達せず、「蛇紋岩植物」が生育する高山植物の宝庫として知られる。

標高
810.5m
備考
花の百名山、新・花の百名山、一等三角点(点名「冬島」

アトサヌプリ〈あとさぬぷり〉※通称:硫黄山(いおうざん)

弟子屈町にある第四紀火山である。活火山。
山頂付近への立ち入りは禁止されている。

標高
512m
備考
一等三角点百名山

〈あ〉 〈い〉 〈う〉 〈え〉 〈お〉

石狩岳〈いしかりだけ〉

北海道中央部、石狩山地にある。山頂は上川郡上川町と河東郡上士幌町の境にある。大雪山国立公園に属している。

標高
1967m
備考
日本二百名山

1967峰〈いちきゅうろくななほう〉

日高北部に位置し登山意欲が沸く山。この山は、北戸蔦別岳~ピパイロ岳に連なる尾根中間にあり、日帰りで登られる事は少ない。

標高
1967m
備考
日本二百名山

1839峰〈 いっぱーさんきゅうほう〉

日高振興局日高郡新ひだか町にあり、日高山脈襟裳国定公園内に属する。
「1839峰」の名称は旧標高に基づく。標高が現在の1842mに訂正されてからも改称されていない。
ひだか町側からの直登ルートはなく、十勝側の中札内村からコイカクシュサツナイ岳を経由し、ジャンクションピークとなるヤオロマップ岳に向けて尾根伝いに辿るため長丁場のコースとなる。

標高
1842m

イドンナップ岳〈 いどんなっぷだけ〉

新冠郡新冠町と日高郡新ひだか町にまたがる日高山脈に属する。新冠から入山し、新冠湖東岸のサツナイ沢からの登山道をたどるが、登山者は少ない。

標高
1752m

イワオヌプリ〈 いわおぬぷり〉

虻田郡倶知安町と磯谷郡蘭越町にまたがる活火山。ニセコ連峰東山系に位置し、ニセコ積丹小樽海岸国定公園内に属する。
イワオヌプリの北側の硫黄川沿いには硫黄採掘跡地がある。この硫黄鉱山は江戸時代後半から明治期以降マッチの原料として硫黄の需要が増大し本格化。明治19年には三井財閥により北海道で初めて蒸気精錬が導入され生産を拡大した。大正時代の最盛期には200人ほどが生活していたが、昭和19年に閉山。現在は耐火レンガが散乱しており、2009年に経済産業省の「近代化産業遺産群」に選出された。

標高
1116m

ウエンシリ岳〈うえんしりだけ〉

紋別郡西興部(にしおこっぺ)村の北見山地中央部に位置する。女性や子供でも安心して登れる登山コース。1,010メートルの山腹には百種以上の高山植物が咲き誇り、山頂からはオホーツク海や大雪の山並みも眺望できる。

標高
1142.3m

ウペペサンケ山〈うぺぺさんけやま〉

東大雪南部にあり、河東郡鹿追町と上士幌町とにまたがる火山である。
登山コースは糠平コース・菅野温泉東コース・菅野温泉西コースの計3本が開削されている。

標高
1848m
備考
一等三角点(点名「鳥邉珊山」)
恵山〈えさん〉

函館市にあり気象庁による常時観測対象の活火山。渡島半島の東南端で太平洋に突き出すように位置する。山頂にはが設置されている。恵山道立自然公園に指定されている。

標高
618.1m
備考
新日本百名山、北海道の百名山、三等三角点(点名「恵山」)

恵庭岳〈えにわだけ〉

千歳市、恵庭市にまたがる。支笏洞爺国立公園にある第四紀火山である。1991年に気象庁より活火山に指定されている。
整備された登山道としては東斜面の爆裂火口北側を登るポロピナイコースがある。登山口は国道453号と道道730号丸駒線の分岐点付近にあり、山頂との標高差は1,000mである。他に支笏湖オコタン湖畔から登る西沢ルート、丸駒温泉から登る滝沢ルートが知られている(いずれも道はない)。
崩落の危険性により山頂付近は2001年8月以降は立入禁止となっている。2003年の地震により溶岩ドームが崩落し、2010年の調査ではさらに崩落が広がっていることが確認されたためポロピナイコースでは第2見晴台(8合目と9合目の間)で引き返すこととなる。

標高
1319.7m

雄阿寒岳〈おあかんだけ〉

釧路市阿寒町にある第四紀火山。阿寒湖の付け根、滝口付近から雄阿寒岳の南から登るコースがある。標高差はおよそ1000m。

標高
1370.5m

大平山〈おおびらやま〉

島牧郡島牧村にある山。火山岩や火山噴出物から構成され、山頂部や尾根の南斜面には石灰岩が露出している。自然を保護するため、国の自然環境保全地域に指定されている。 
地元のパンフレットには、体力に自信のない方はご遠慮してください、登り4時間、下り4時間との記入あり。

標高
1190.6m

長万部岳〈おしゃまんべだけ〉

山越郡長万部町と瀬棚郡今金町に属する。長万部町の二股ラジウム温泉より2時間。

標高
972.4m

音更山〈おとふけやま〉

上川郡上川町と河東郡上士幌町にまたがる石狩山地にある。石英閃緑岩からなる。

標高
1932m
備考
一等三角点「音更山」

乙部岳〈おとべだけ〉

爾志郡乙部町と檜山郡厚沢部町にまたがる。
平成29年度以降、乙部町で登山道の草刈り等の整備および乙部岳山開き登山会を開催してない。

標高
1016.6m

オプタテシケ山〈おぷたてしけやま〉

上川郡美瑛町と新得町の境界に位置する山である。大雪山国立公園内にあり、十勝岳連峰の火山群の北端に位置する山。
白金温泉の近くに、登山口がある。

標高
2012.7m
備考
日本三百名山

雄鉾岳〈おぽこだけ〉

二海郡八雲町に属する。登山道は二海郡八雲町を抜ける鉛川沿いの道を雲石峠手前まで車で入る。

標高
999.3m

オロフレ山〈おろふれやま〉

白老郡白老町と有珠郡壮瞥町とにまたがる火山である。支笏洞爺国立公園内にある。

標高
1230.8m
備考
新・花の百名山、二等三角点(点名「登別岳」)

〈あ〉 〈い〉 〈う〉 〈え〉 〈お〉